引退ブログ⑪
みなさん、こんにちは。筑波大学応援部WINSの今年度主将を務めます、高橋夏生です。
前回のつぐみから託された引退ブログも、いよいよ最後となりました。
前回のブログでは2年生までの私を紹介したので、今回は3年生になってからの幹部としての1年間を振り返っていこうと思います。
私は2年生の5月ごろに主将に立候補しました。その背景には、ここ数年、人数の少なさゆえにリーダー部の立場が弱まっていたことへの強い反骨心がありました。ステージでも応援でも先頭に立っていながら、結局は他部の幹部の先輩が居ないと何もできない。そんなリーダー部と、まだまだWINSに対して知らないことばかりで、技術的にも未熟な自分にも嫌気がさしていた時でした。なので正直な話、リーダー長代理を務めていた昨年度の桐華祭では「先輩が引退した」というより「ついに幹部になるんだ」という感覚しかありませんでした。そして新年度始動直後から、色々新しいことをやらせてもらいました。1年間通年で更新したこのWINSにっきもその一つです。
しかし、幹部というポジションは「仕方なく回ってくるもの」という考えの人もいたでしょうし、何かやってやろうなどという心持ちの人もそこまで多くはなく、新歓が終わる頃までは幹部内でもかなり温度差があったように思います。仕方のないことですが、私がトップダウンで動いていく上で少なからず反発があったのではないでしょうか。
転機があったのは、とある応援後に同期とローソンでアイスを食べながらたむろしていた時のことです。
「なつきのDiscordが怖い」
誰が言ったのかも覚えていませんし、その場はえのきのボケで笑いで終わった気がしますが、僕は少しも笑えませんでした。これまで良かれと思ってやってきた全てが否定された気分になり、痛烈な無力感を覚えました。しかしそれと同時に、「一番分業ができておらず、同期を信頼していないのは自分なのではないか」とも思うようになりました。
その日以来私は腹を括り、言い方は悪いですが最後の最後に自分が責任を取れさえすればいい、という思いで臨みました。仕事がうまくいっていなさそうでも催促したい気持ちを堪え、どっしり構えました。代償としてうまくできなかったこともありましたが、それでも春の応援シーズンを経て幹部全員が主体的に動く流れができていました。それ以降もかなり順調に今現在までやってこれたな、と感じています。
中でも自分が一番それを感じたのは合宿の時でした。合宿は企画や手配とは別に、行ってみると名もなき仕事が多数存在します。山中湖までのガイド、花火の準備、レクの回し。そんな細かい役目を全員で自発的に引き受けて4日間完走できたのは、我々幹部の真骨頂を見たように思います。
ちなみに合宿に関してそんな想いが生まれたのは帰りの車の中、自分が運転しながら後輩からも我々の代のパワフルさに関して尊敬の言葉をもらった時です。夏の暑さからか、自分の目から見えるその日の中央自動車道の白い車線は滲み続けていました。
最後に、ここまでついてきてくれた後輩たちにメッセージを送らせてもらいます。
まずは、2年生。
君たち8人がもう幹部になることが、自分の引退が迫っていることよりもびっくりです。
幹部の仕事は楽しいばかりではないと思いますが、今年の目標である「声」を出すことを大切にして欲しいです。雰囲気が悪くなるのが怖いなどあると思いますが、いつ何時でも全員に寄り添って進める、と言うのは不可能です。我々が今年激しくぶつかることもなくここまでこれたのは、それぞれが自分の思いを吐き出せる場所を持っていたからだと思います。仕事も意見も一人で抱え込んでもいいことなんてないよ。
また、僕は先輩に対しては是々非々であって欲しいです。今年度、もしくはこれまでの当たり前を疑ってみると新しい道が開けるかもしれません。
MLBで活躍する大谷翔平選手の凄さは選手としての能力や記録の数字だけでなく、これまでの「一人の選手が、投打共にプロ野球、それもMLBで一流になれるわけがない」という国内の固定観念を打ち破ったことにもあると思います。
のほほんとしているように見えてみんなそれぞれの秘めたる思いがあると思うので、それを如何なく発揮してください。期待してるよ。
1年生。
リーダーの1年生がいないから常に面倒を見ている子はいないけど、正直夏合宿中の野球応援の練習を見た時はちょっとだけ「大丈夫かな?」って思ってました。だけど、そこから秋のシーズンに入って毎週末雨の中応援して、見違えるほどに頼もしくなったな、と思います。なゆも同じ学年同じ部の同期がおらず、リーダーに同期入部の同級生がいない自分と重ねているところがあります。もしかしたら1人でバンドを背負うことになるかもしれないし、担当楽器的にも孤独な部分も多いかもしれないけれど、引退する頃には誰よりも成長できると思います。
リーダー不在で大変なこともあると思いますが、君たちが幹部になる頃には僕は筑波の大学院生(になれているはず)です。かせる知恵は貸します。頼ってね。
そして、同期。
みんながいたから、やめなかった。
みんながいたから、幹部になれた。
みんながいたから、ここまで来れた。
最後は、みんなのために人生を懸けて臨みます。
長くなってしまいましたが、これをもって36代引退ブログ、並びに今年度のWINSにっきは終了となります。最後までお読みいただきありがとうございました。
2月1日、ノバホールにてお待ちしております。
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